日本の夏は高温多湿で湿度は80%を超えることがあり、また冬は低温乾燥で
2 0%を下回ることもあります。卓球ラケットは平板状の木材で作られており多分に湿度による悪影響を受けることとなります。すなわち、多湿の場合には木が反ったりふやけたりする恐れがあり、また乾燥の場合には木が割れたり合板が剥がれてきたりする恐れがあります。
さらに、昼夜には温度差があり、特に夏季と冬季にはエアコンによる暖房冷房により極端な温度差となりこの温度差によりラケット表面に結露が発生してラケットにダメージを与える恐れがあります。(冷たい水を入れたコップの表面に水滴が付く現象です。)
打感に敏感なプロや競技選手は、夏季や梅雨時にはラケットケース内に「乾燥剤」を入れておりますが、通常の「乾燥剤」の場合は所定の水分を吸湿した段階で自己飽和してしまい、その後の乾燥効果は全く期待できないものとなります。
ドクターQ湿度調節剤は、楽器や古美術品の保存にも採用されている「特殊調湿剤(B型シリカゲル)」を使用することにより、周囲環境の温度差やエアコン等による急激な温湿度変化等に反応して自ら吸排湿作用を行うことにより自己飽和することなく、高湿度時には湿気を吸い取り低湿度時には水分を吐き出す作用を繰り返して、ラケットケース内部をラケットにとりまして最適な湿度である35〜50%程度の環境に保ち、大切なラケットの反りや割れが発生する恐れを可及的に防止いたします。
なお、湿度に関する問題点は「Butterfly」のHP「 http://www.butterfly.co.jp/ 」の「技術・用具」→「用具」→「6.夏場の用具管理」にも詳述されておりますのでご参考にご覧ください。
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